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活躍する消費生活アドバイザー

清野さんが消費生活アドバイザー資格を取得した動機と、勉強方法を教えてください。

清野 ドコモグループとして、消費生活アドバイザー資格取得のための社内講座が7年前から首都圏で行われていたので、ずっと関心はありました。
 しかしそのころは、福島市でドコモショップの店長をしていましたので、「講座に参加するのは厳しいかな」と思っていました。

 インフォメーションセンターに異動し、時間の調整ができるようになりましたので、挑戦してみようと。
 2期前に資格取得した先輩社員が、一所懸命勉強しているのを見て、「面白そうだな」と思ったからです。
 ドコモサービス東北には消費生活アドバイザーが8名、そのうちインフォメーションセンターには3名います。
 ドコモグループでは受験料などの費用は、全額会社負担になっています。

 1次試験対策は、会社で実施している集合講座と産業能率大学の通信教育を利用しました。試験日ギリギリになってレポートを提出するような勉強でしたが、なんとか1次試験をパスすることができました。

 2次試験の論文は、ベースとなる知識も必要ですし、きちんと文章にまとめる力も必要ですので、とにかく、いろいろなテーマで書いてみるという方法をとりました。

 先に資格取得した先輩方から、過去の問題についての情報をいただき、現在の状況に置き換えて文章をまとめたり、書いた論文を社内の消費生活アドバイザーの人に見ていただいたりしました。

 消費生活アドバイザー試験は、範囲が広いですよね。
 私は過去問題集を何冊か準備してひたすら解きました。間違えた問題は復習して、再度問題を解く。それを間違えなくなるまで繰り返しました。

 ポイントは、これだと決めたテキストを一冊、とことん勉強することでしょうか。
 自分がどのテキストで勉強していくのか、見定めるところがスタートです。

ドコモグループでは、消費生活アドバイザーの活用に積極的に取り組んでいるようですね。

清野 はい。

 広告のチェックに消費生活アドバイザーが参加しています。
 私は、ドコモショップが出す折込み広告のチェックを行いました。
 消費生活アドバイザーが集まって、文字のサイズや表現などを話し合って、そこでまとめたものをドコモショップを管轄しているドコモの各支店に意見・提言として上げ、改善の材料にしていただくものでした。

 「あっ、こんなところにも気づくんだ」といったお話なども出て、すごく面白かったです。

 また消費生活アドバイザーが、『ケータイQ&A』という冊子の内容チェックや、携帯電話の端末を実際に使って何か気づくところがあるのかといったチェックも行っています。

 そのほか、NTTドコモのお客様相談室の社員と私たち消費生活アドバイザーがいっしょに消費生活センターにうかがい、最近の携帯電話についてご意見ご提案をお尋ねするといったことも行っています。

消費生活アドバイザー資格が役に立ったと思うことは?

清野 電話受付部門でスーパーバイザーをしていたとき、対応に困るご指摘の電話をいただくことがありました。

 そうしたとき、この資格取得の勉強をする前は、気合で乗り切るのみ、というところがあった気がします。
 勉強をし、法律的な裏付けを知ったことは、自信につながったと思います。

 仕事を離れたところでも、食べ物を買うときに表示を見るようになりましたし、衣服の表示を見て、洗濯の仕方などをしっかりとした知識で判断できるようになりました。

 それから、ニュースをよく見るようになりましたね。
 情報番組に取り上げられる内容がよく理解できるようになり、今まで以上に興味をもって社会の変化を見るようになりました。
(取材:2013年12月16日)

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