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活躍する消費生活アドバイザー

石畑 真吾さん

電力・ガス自由化への対応でも、資格取得のための勉強が役立ちました

石畑 真吾 さん(消費生活アドバイザー18期)
関電サービス(株)ビジネス・ソリューション部 京都料金センター所長

1989年に関西電力(株)に入社、約20年間は電話受付、契約全般、お客さま相談、営業システム開発、電化提案など、営業部門のさまざまな業務に携わる。その後、会員制健康管理サービス、ホームセキュリティ、関電ガスなどのグループ商品の営業担当をへて、2019年に関電サービス(株)へ出向し現職。
趣味はおいしい日本酒探しやウォーキング、勤務地・京都の魅力を再発見した。北海道一人旅も愛好、これまで訪れること17回! 定年までにコメづくりや日本酒づくりに関わることを夢見ている。

現在のお仕事について、簡単にご説明ください。

石畑 昨年7月に関西電力(株)から関電サービス(株)に出向しました。関電サービスは関西電力のグループ企業の1つで、関西電力とお客さまとの接点に立ち、さまざまな業務の委託を受けている会社です。身近なところでは、電気メーターの検針業務や電柱広告なども弊社の仕事です。お客さまから見ると地味な会社ですが、派遣・パート社員も含め約4,000名が関西の電力・ガス事業を支えています。

 所属する京都料金センターは、関西電力の京都府・滋賀県エリアの電気料金業務の一部を受託しています。
 私自身は直接お客さまとお話することはありませんが、部下は電話・文書を通じて日々お客さま対応をしています。内容は多岐にわたりますが、請求書の未着やお支払方法に関するお申し出が多いですね。

 所長として部下の労務管理や本店との調整事項、受託業務の品質管理を主に見ています。電気料金は処理に誤りや遅延があると影響が大きいですし、個人情報を多く取り扱いますので情報セキュリティに神経を遣う、ストレスの多い業務です。担当者が働きやすく、業務に集中できるよう職場環境を整えていくことを常に心がけています。

2016〜2017年に電力・ガス自由化が開始されましたが、変化したことなどは?

石畑 電力システム改革は、@広域系統運用の拡大、A小売全面自由化、B送配電部門の法的分離という改革を、3段階に分けて進められました。
 そのなかで影響が大きく感じられたのは2016年の電力全面自由化で、家庭分野まで自由化が広がりました。自由化が進展するまではお客さまはすべて関西電力と契約されているという前提でしたが、自由化以降は他社のお客さまも増え、それに伴い対応方法や機械システムなども複雑になりました。また、電力システム改革のステップに対応して組織変更も何回か行われ、お客さま対応だけでなく社内ルールも変更が繰り返されたため、ややこしく感じることもあります。

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