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活躍する消費生活アドバイザー

NACS西日本支部で総務委員会の委員長としても活動されています。

石畑 NACSにはアドバイザー資格を取得してすぐに入会しましたが、15年間は何も活動していませんでした。仕事も落ち着いてきた6年前に、ある行事のサポートスタッフに応募したことがきっかけで、当時の支部長からお誘いを受け、西日本支部の運営委員になりました。
 その行事というのは関西学院大学経済学部教授の講演で、行事後のお茶にも同席させていただいて、教授やいろいろな方と楽しくお話しさせていただきました。とても充実した気分となり、これだけで会費の元を取ったように感じたのを覚えています。

 この春までは会員活動委員会にいました。ここでは広報誌「ハーモニー」を毎月発行するのですが、会員向けとはいえ、広く情報発信するツールですので、校正など編集作業は結構大変でした。しかし、慣れてくると自分のペースでできますし、支部の動きもよくわかって楽しくやらせていただきました。

 総務委員長にはなったばかりで、まだ内容がよくわかっていません(笑)。
 ただ、新型コロナの影響で例年どおりの活動ができず、毎年6月に開催されていた「西日本支部のつどい」もできるのかといったところから、初めてのオンライン開催に至る調整・準備は大変でした。昨年までのように会場で集まるほうが段取りは慣れていますし、交流会などの場で会員の皆さんと顔を合わせられないのはやはり寂しいですね。
 一方で、Zoomなどを使ったオンライン会議はとても手軽で便利なこともわかりました。大阪市内まで来る時間のない会員や遠方の会員にとっては、オンラインで公開講座などに参加するというのも、NACSを身近に感じられることにつながるかもしれません。今後は、集合&オンライン開催が増えそうです。

活動時間の捻出は難しくありませんか? やりくりのコツなどがございましたら。

石畑 よくそのように言われますが、「自分のできる範囲で参画する」と決めています。
 NACS関係のメールは、できるだけ見落としがないように出社前と寝る前の1日2回は必ずチェックするようにしています。
 そして、あえてスマホにパソコンメールを転送しないようにしています。仕事中に気になってしまうからで、そこは割り切って、「急ぎの用事があれば、電話してくるだろう」というくらいの気持ちでいるようにしています。

 とはいえ、家族の理解があるので助かっています。
 NACSの活動が刺激や気分転換になって、仕事やプライベートの活性化につながっていることも強く感じています。NACSには消費生活センターにお勤めの方など仕事ではなかなか会うことができない方も多く、お話をうかがっていると家族との話題や仕事のヒントをいただくこともあります。また、飲みに行くことが好きな方もたくさんいて、わいわい言って飲んでいると仕事のストレスも吹っ飛びます。

今後、取り組みたいことは?

石畑 NACS西日本支部では、四国での活動をさらに支援していきたいと思っています。消費者庁が徳島県に消費者行政新未来創造オフィスを設置されたことにより、流れが変わってきました。NACSメンバーにも核となって活動されている方がいらっしゃいますし、2つの自主研究会が徳島県、香川県を拠点としていて、地域性を活かして充実した活動を展開されています。オンライン会議の活用も後押ししてくれると思います。

 個人的には、消費生活アドバイザーとして消費者問題や法律などの勉強をもう一度きっちりやってみたいですね。新型コロナの影響で時間があったので、4月に日本産業協会のeラーニング講座「受講し放題」を申し込みました。まだ野々山宏先生の法律講座しか見ていませんが、迫力があって満足のいくものでした。来年1月にも追加されるという池上彰さんの講座アップも楽しみにしています。

(取材:2020年6月24日)
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