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活躍する消費生活アドバイザー

銀行では業務上取得すべき資格が多くあると聞いています。消費生活アドバイザー資格を取得された理由は?

 銀行は金融に関する深い知識と併せて、さまざまな業種のお客様と取引があることから、幅広い知識が不可欠となります。そうした資格がないかと、ネットを検索していて消費生活アドバイザー資格を知りました。消費者と事業者双方の目線をもつことができることに加え、幅広い知識でコンサルティング能力を高めることができると考え、資格取得を決意。周囲には受験者も資格者もいませんでした。

 消費生活アドバイザー資格は、当銀行の推奨資格ではありませんが、金融機関としての業務においても、資格取得の勉強を通して学んだ知識が役立っています。預金、ローン、金融商品の契約に関する知識はもとより、顧客本位の業務運営を行ううえで、お客様個人(消費者)にとってどのようなご利用が安全・安心につながるかを考える力が身に付きました。

 私はFP資格も取得しています。どちらの資格も「お金」に関わる知識(ライフプランニング、不動産、資産運用、相続、保険など)は必要不可欠であり、またどちらも消費者と事業者との関係や、賢い消費者になるためのエッセンスがたくさん詰まっています。
 金融庁や日本銀行も金融知識普及や金融リテラシーの向上をうたっており、ファイナンスにおいても、よりよい消費生活をしていくことが大前提です。消費生活とファイナンスは、切り離せない関係にあると思います。

 また、消費生活アドバイザー資格を取得したことがきっかけで、スマートフォンアプリのアイデアが生まれ、「クイズ・かいホー伝説」の制作に至りました。NACSや(一社)金融財政事情研究会、日本FP協会などを巻き込んで連携できれば、金融リテラシーの向上を目的とした、より面白いアプリができると思ったのです。エキスパートな各団体の知識がつながることにも意義があると感じました。

資格取得の勉強でご苦労された点は?

 私が受験した2006年頃はまだSNSが普及しておらず、Webや書籍での情報が少なく、受験情報の収集に苦労しました。そうしたなか、インターネットで消費生活アドバイザー有志の方が立ち上げた「ぴよぴよアド」のホームページを見つけました。ここで、たくさんの情報を得て学ぶことができ、私の合格のきっかけになりました。特に合格体験記は、教材から学び方、第2次試験や面接の詳細までの体験談がまとめられていて役に立ちました。
 いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。

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