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活躍する消費生活アドバイザー

相談員として、やりがいを感じられるのはどんな時ですか。

北川 消費者トラブルに見舞われた時には、どなたでも、知識と情報を集めるため多くのエネルギーを費やすことになります。自分で解決に向けてアクションを起こすと、ついつい「もういいか」と思ってしまう傾向は否めません。そこで「前に出て行動するか」あるいは「あきらめるか」の分岐点で迷われている人が、相談によって前向きになる変化を感じた瞬間や、相談された方が満足できる結果につながった際にいっしょにうれしさを感じられることは、この仕事ならではの醍醐味だと感じています。ここで話しきれないほど、やりがいを感じられる時がたくさんある仕事です。

高木 相談終了後に相談者から「ありがとう」と言ってもらえるのは、相談員冥利に尽きます。このひと言で、あと数年は相談員の仕事を頑張れそうな気がします。

一方で、ご苦労されることも多いのでは?

北川 やりがいと苦労は背中合わせにあります。どんな職種のどんな仕事にも言えることと思いますが、理不尽なことは多くあります。その理不尽とどう対峙していくのかを常に仲間と話し合いながら、「いろいろな考え方を受け入れられる心を育てなきゃいけないなぁ」と思います。特に高木さんとは消費生活アドバイザー同期でもあり、頻繁に情報交換をしたり葛藤を共有し合っています。

高木 相談の解決にはいろいろな方法があります。常に自分の対応がベストだったかどうかを振り返っていますが、「これでよかったのだろうか」と迷うこともあります。そんな時は北川さんをはじめ、消費生活アドバイザーの先輩や仲間からアドバイスをもらったりして助けてもらっています。

最近はどのような相談が多いですか。

北川 インターネットを介した取引においては、定期購入のトラブルが引き続き多いです。この夏ごろからは、チラシやネット広告をきっかけにした水道工事業者の悪質な取引に関する相談を多く受けています。

高木 高齢者や高齢者の周りの方からの相談が増えているように感じます。福祉関係の部署を経由した相談も多く、市庁舎内の連携はもちろんのこと、地域のネットワークをより強固なものにする必要性を強く感じています。

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