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活躍する消費生活アドバイザー

樋渡 由岐さん

商品検査にも、常にお客様目線を忘れずに取り組んでいます

樋渡 由岐(ひわたし ゆき)さん(消費生活アドバイザー13期)
合同会社西友 倫理コンプライアンス本部 品質部 商品試験室

2008年に株式会社サニー(当時)から合同会社西友 品質管理部へ移籍。部署名の変動はあるものの検査部門という職種にて現在に至る。
趣味は最近始めた水泳。

ずっと商品検査のお仕事をされてきたのですね。

樋渡 はい。
 西友の商品試験室(福岡県)は品質部門の中にあります。科学的に裏付けされた検査データによって販売サイドに助言を行っている部署です。
 現在、品質部には32名が所属しており、本社のある東京都北区にて、PB(プライベート・ブランド)商品を製造している工場の監査や総菜、畜産、水産、青果物の品質点検業務を担当しています。
 私は、大学で食糧科学分野を学び、教授の勧めでこの仕事に就きました。素地はありましたが、実質的な検査や知識は実務を通して学び、今に至ります。

どのようなお仕事なのでしょうか。

樋渡 商品試験室での私の仕事は、大きくは次のようなことです。

1 販売している商品の検査(自主検査)

  • ・西友全店舗(344店舗)の自社製造商品
    (水産、総菜、インストアベーカリー)の微生物検査の実施
  • ・結果に基づき店舗関係部署へ衛生サポート
    行政からの要求事項に対応する検査も行っています。

 全国各都市においては自治体の条例で、企業が自ら製造・加工している食品について、年1〜6回(地区によって回数の規定は異なる)自主検査を行うよう義務づけられています。この自主検査を行うことにより、製品の品質・衛生状態の確認とともに消費者への信頼の向上につながると考えられています。

2 自社工場(畜産、水産、青果)商品、環境検査

  • ・各工場の出荷商品の検査や機械の衛生調査を実施
  • ・改善のサポート

 検査の結果、管理基準以上の商品が出た場合は、使用原料や工程調査を行い原因を究明、対策の着地を確認しています。

3 関連部署からの依頼検査

 季節商品の検査を西友受入れ基準にて検査

4 お申し出対応検査、結果サポート

 自社工場商品のお申し出に関して内容に応じた検査を実施、報告内容のサポート

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