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生活者からの疑問を地道に調査研究して20年
NACS西日本支部「商品の使いやすさとマニュアル研究会」の活動

「商品の使いやすさとマニュアル研究会」は、公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)西日本支部の自主研究会である。「どうすれば使いやすい商品やサービス・わかりやすいマニュアルが消費者の手に届くのか」を調査研究している。その活動の概要をご紹介。

現場重視の視点

 「商品の使いやすさとマニュアル研究会」(以下、マニュアル研)は、1993年の設立であるから、活動は20年以上に及ぶ。この間に行った調査研究は13。1テーマに1〜2年かけて取り組み、冊子にまとめている。

◎「商品の使いやすさとマニュアル研究会」研究テーマ

冊子

 消費生活の専門知識を備えた人たちが、「自分で使ってみて、使いやすいか」「自分が購入するとすれば、どう感じるか」という、現場重視の視点から実施している調査研究である。とりわけメーカーや消費者行政の担当者は、ぜひ一読願いたい。

 たとえば、2012年に発行された『もしもあなたの家が停電になったら』調査研究報告書。
 停電時のオート便器洗浄はどうなるのか。ガスコンロの換気扇をどうするか。オートロックのマンションは、どう出入りするのか。
 などなど、「目からウロコ」のたくさんの気づきに出会えることだろう。

 マニュアル研の調査研究は、新聞・テレビなどにもしばしば取り上げられている。
 「加工食品の開封のしやすさ」の調査研究を取材したテレビ局のディレクターは、「無償のボランティアで、ここまで調べるのは貴重な存在」と語ったという。まったく同感である。

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