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活躍する消費生活アドバイザー

ところで、お二人が消費生活アドバイザー資格を取得されたきっかけは?

横岡 20年以上前になりますが、グンゼ株式会社でストッキングや肌着類を量販店に販売する仕事を担当していたときに資格取得しました。
 当時、消費者志向マーケティングという言葉が話題になっていまして、「営業にとって消費者志向とはなんぞや」と思っていたところ、会社が奨励していた通信教育の案内冊子で消費生活アドバイザーという資格名を見つけました。どういう資格か、よくわかりませんでしたけど、ともかく講座を修了し、試験を受けました。

 合格後すぐにNACSの会員になったのですが、その後、地方に転勤。資格を活用する機会のないまま定年を迎えました。
 定年後にNACSの「衣料品部会」にオブザーバーのような形で参加していましたが、家に近い千葉分科会に顔を出すようになりました。

佐藤 私は花王株式会社の生活科学研究所家事研究室に勤務していた時期があり、同じ研究所内に消費者相談室や交流室があったことから、消費者に近い仕事をしている感覚はありました。花王は、消費者志向優良企業表彰の第1回受賞企業でもあり、消費者志向経営が進んでいる会社かと思います。
 しかし資格取得を考えたのは、消費者相談センターに配属されてから。電話対応をお願いしている派遣社員の採用条件に消費生活アドバイザー資格が入り、自分も…という気持ちになりました。

 取得はしましたが、自主的にしたことなので、会社にも報告せず、そのまま退職の時期を迎えました。
 いま考えますと、名刺に消費生活アドバイザーと印刷しておくとよかったと思います。
 この資格は、社内では消費者対応部門以外には知られてないかもしれませんが、社外の初対面の人と会うときには心強い気がします。外に出ると輝くんですよ。資格者同士の連帯感も生まれます。

 私は現在、地域の消費者サポーターとしても活動し、消費者啓発のための事例に触れる機会も増えてきています。もし、地域で消費者問題の勉強会を開きたいときは、気軽にお声掛けください。

(取材:2015年3月23日)
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