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活躍する消費生活アドバイザー

山地 理恵さん

わくわくする自分を見つける最初のステップとなる資格です

山地 理恵さん(消費生活アドバイザー34期)
消費者教育レポーター

大学卒業後、裁縫が苦手すぎる家庭科教師、スペイン語を話す転勤妻、消費者関連団体研究員職などを経て、2015年より消費者教育レポーターとしてフリーで活動している。おもなテーマは、国内外の暮らしで見つけた「持続可能な消費」について、「消費者の素朴な疑問や応援を企業や行政、社会とつなぐ」こと。「置かれた場所でも花は咲く」がモットー。

現在のお仕事について、簡単にご紹介ください。

山地 フリーランスでいろいろな活動をしています。
 消費者教育レポーターとしては、国内外での暮らしで知る「持続可能な消費」動向をメインに発信および研究者支援業務をしています。また、(公社)消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)で「標準化を考える会」の活動をするとともに、子ども・若者を対象とした消費者教育講座を担当。そのほか、渋谷区を中心としたエリアのお店や商品を紹介する消費者視点のライターとしても活動しています。

FSCグローバルレポートも担当されていますね。きっかけは?

山地 FSC(Forest Stewardship CouncilR:森林管理協議会)とは、「木材由来の製品が、生産、伐採、流通など加工される過程において、環境や社会にやさしく、適切な管理がなされた森林のものかどうか」を審査して証明する国際森林認証の一つです。木のかたちのFSCマークは、その認証を取得していることを示す目印。最近は飲料パッケージや、紙製品、文房具などで見つけることができます。
 イギリスに住んでいた頃、日本ではまだあまりなじみがなかったFSCマークが、暮らしのなかでごく身近に見つかることにたいへん驚き、「これはシェアしたい!」と思ったのがきっかけです。当時はまだ、海外で現地からの情報を届けるFSCグローバルレポートにイギリス編が作成されていなかったので、FSC応援プロジェクト事務局に直接アプローチし、担当しました。

ライターとしては、おもにどのような活動をされていますか。

山地 渋谷区在住・在勤のママが活躍しているNPO法人代官山ひまわりという団体があるのですが、そちらにLoco-workerとして登録し、ライターとして活動しています。渋谷で見つかる、応援したい、教えたい商品を探し、いち消費者目線で紹介する活動です。
 「Local(地元)」と「coworking(一緒に働く)」を掛け合わせた造語、Loco-working(ロコ・ワーキング)しているメンバーということで、Loco-workerです。
 渋谷は買い物や仕事の打ち合わせ等でよく足を運ぶなじみ深い場所であり、「子育て世代がまちの担い手に。渋谷から広げる新しい『働くカタチ』」という、NPO法人代官山ひまわりのビジョンに共感して始まったお仕事です。Loco-workerであれば、子育て中やブランクがある人も自分らしく働く場所を探すことができます。

仕事とプライベートとの切り替えで、心掛けていらっしゃることなどは?

山地 仕事柄、自宅でPC作業をすることも多いですが、子どもが家にいる時間帯は集中が必要な作業を避けるよう心掛けています。
 子どもが5歳頃までは、一緒に寝て、2時起きが定番でした。作業タスクが思うように進んでいない時は家庭内がピリピリする(笑)ので、「家族がチームとして機能しているかな?」と、意識的に確認するようにしています。

 縁あって結婚し子どもも授かりましたが、転勤で人間関係をはじめオールリセットされることに落ち込み、不安になる時も、正直ありました。それを「キャリアを諦める」と捉えるか、「別のチャンスへつなげる」と捉えるかは、私自身の気持ちの問題だと、今は思います。
 仕事の時は、すぐに動ける状態に自分と家族を育てること、お声掛けいただいた時は最大限のパフォーマンスでお返しすること。この2つを常に心掛けて動くようにしています。

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