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活躍する消費生活アドバイザー

小林 優子さん

コンタクトセンターで働く人達のWell-Being実現に貢献していきたいです

小林 優子さん(消費生活アドバイザー24期)
富士通コミュニケーションサービス株式会社 経営企画統括部
一般社団法人 日本コールセンター協会(CCAJ)事業委員会 委員

1996年にコンタクトセンターのアウトソーシングを展開する株式会社TMJに入社、2002年に富士通コミュニケーションサービス株式会社に入社、コンタクトセンター運営部門を経て、2020年に経営企画統括部に異動し現在に至る。
2019年より一般社団法人 日本コールセンター協会(CCAJ)事業委員会 委員。趣味は旅行。旅行関連の資格(総合旅行業務取扱管理者・世界遺産検定2級)も取得。現在は東海道と中山道を上り中。

現在のお仕事について、簡単にご説明願います。

小林 コンタクトセンターのアウトソーシング会社である富士通コミュニケーションサービス(株)の経営企画部門に所属し、おもに社外の方々(業界団体ほか)との関係づくりを通して、会社およびコンタクトセンターのプレゼンス向上に取り組んでいます。

 現在はコンタクトセンター運営現場からは少し離れていますが、これまで、コンタクトセンターのアウトソーシング会社2社で計約24年間、コンタクトセンターの運営に直接携わっていました。損保会社 / ソフトウェア会社 / 通信会社 / パソコン会社 / EC会社ほか、さまざまな業界のコンタクトセンターの運営を経験しています。
 具体的には、お客様に対応する電話オペレーターとオペレーターをサポートするSV(スーパーバイザー)をマネジメントし、センター数値目標達成、人材育成、クライアントとの交渉等を行ってきました。

 センター数値目標は、その会社の経営方針によって何を重視するか異なります。項目としてはサービスレベル(一定の時間内に電話がオペレーターにつながった率)、対応件数、平均通話時間、顧客満足度調査結果といったものがあります。
 その数値目標達成に向けて、オペレーターやSVにそれぞれの役割を果たしてもらうためには、彼らにお客様と対応するのに必要な知識 / スキル、オペレーターをサポートするのに必要な知識 /スキルをアップデータしてもらうことが必要です。
 そのうえで、私は「電話オペレーター」や「SV」としてだけではなく、「ビジネスパーソン」として育成することにも力を入れてきました。コンタクトセンターは、正社員以外の雇用形態で働いている人も多いです。会社を退職したとしても、コンタクトセンターで働いて得たモノが、彼らの今後に何らかの形でつながればよいと考えていました。

 また私はアウトソーシング会社にいますので、クライアントからの依頼に基づき、コンタクトセンターを運営しています。
 クライアントにはクライアントの会社目標があります。クライアントの目標を達成し、同時に私達の会社のビジネスとして成り立たせるためには、クライアントとの調整や交渉をすることも必要となります。
 価格交渉をすることもありますし、「このような問合せ窓口を作るとお客様にとって便利ではないか」といった提案をすることもあります。クライアントからご依頼をいただいても、私達では目標達成が難しいと判断した場合には、目標の見直しを提案したり、時にはご依頼をお断りすることもあります。

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