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活躍する消費生活アドバイザー

NACSではどのような活動を?

加賀谷 (公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)には、消費生活アドバイザー資格を取得した2024年に入会しました。
 富山はもとより北陸や全国の消費生活に関わる人とつながりをもちたくて、中部支部北陸分科会にも所属しています。リアルやZoomで交流の機会を得るとともに、トークコンテスト中部北陸大会の審査や、食品ロス削減推進サポーター講座など、さまざまなイベントを通して楽しく学ぶことができ、満足しています。
 また、NACS主催ではありませんが、放送大学の適格消費者団体の講義を聞いたことがきっかけで、「適格消費者団体 認定NPO法人 消費者支援ネットワークいしかわ」とご縁ができ、差止請求や消費者部会など、さまざまな取組みを知ることができました。

現在「3回目の学生生活」とのことですが。

加賀谷 2008年から、青春時代に学んだ大学で卒業論文審査や就職相談などに関わり、2018年からは大学院で学びはじめました。同年10月からは定年の62歳までの卒業を目指して大学生にもなり、2025年3月に卒業しました。本年4月に再入学し、3回目の大学生として、早朝や深夜に時間を捻出しながら学び、そこで得られた知識を講演や地域により多く還元しながら、学ぶ喜びを堪能しています。時には学生証を提示して美術館の割引や学生大盛りなどの恩恵も享受しています。

 経済資本だけでは決して幸せになりません。つながりなどの社会関係資本や、人的資本とともに文化資本に投資することで、自らの資本を増やし、幸福資本をさらに増やせるよう取り組んでいます。
 本年10月現在、大学院修了要件30単位のうち26単位を取得し、あとは消費生活行政の自治体間格差をテーマとする修士論文を残すだけとなりました。

今後の抱負をお聞かせください。

加賀谷 豊かな人生は、仕事はもとより、仕事以外のフィールドでの人や本などとの出会いにあると実感しています。
 世界遺産五箇山の棚田ボランティア活動にも参加して、先人の知恵や努力が凝縮された農地や景観を後世に残そうと取り組んでいます。2008年からは伝統野菜の五箇山かぶの種まき、間引き、収穫作業などで仲間といい汗を流しています。
 学びつづけることを大切にし、健康に留意し、一消費者として地域に寄り添い、さまざまな取組みを実践し、人生を豊かに過ごしたいと思っています。

(取材:2025年10月3日)
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