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消費生活アドバイザー 合格者の声

エステー株式会社 カスタマーファースト推進本部 お客様相談室
室長 野口 優さん
(2021年度CAP合格、2023年度消費生活アドバイザー合格)

◆CAPの受験のきっかけ

 私は、消費者対応部門への異動を契機に、お客様との関わりの中で「お客様から学ぶ」ことの重要性を強く感じるようになりました。その過程で、お客様のニーズや課題により深く理解するためには、どのような取り組みが必要なのかを模索していました。そんな中、CAP資格の存在を知り、私自身も消費者対応に特化した知識を身につけることが必要だと感じ、試験を受けることにしました。
 以前から消費生活アドバイザー資格があることは知っていましたが、その取得は範囲が広く、難易度も高いと聞いていました。CAP資格は消費者対応に特化した内容であり、まずはCAP取得に向けて取り組むことにしました。公式テキストは、コンパクトで内容が整理されており、学びやすかったです。学習を通じて、特に法律分野において、自身が不足している知識や新たに学んだ知識を整理することができました。

◆CAPが消費生活アドバイザーの学習に役立った点

 CAP資格を取得した後、企業と消費者の視点、法制度から見た企業活動や社会の変化への対応を意識するようになりました。特に法制度の整理には非常に役立ちました。
 また、消費生活アドバイザーの学習を通じて、実務経験が実は大いに役立つことに気付きました。営業部門、広告部門、IR部門、広報部門などでの経験を通じて、さまざまなお客様の視点やニーズを理解し、消費者としての認識を深めることができました。知識の整理を通じて、消費者情報のアンテナを高めることを意識し、日々の業務に生かしています。また、業務外でも、地域社会での活動において、高齢化社会における様々な問題にも貢献できることを実感しています。

◆消費生活アドバイザー資格の社業への活かし方

 企業と消費者の在り方、企業と行政の在り方を模索していきたいと思います。お客様対応部門に限らず、企業として、お客様と向き合うことの大切さを浸透させていきたいです。

◆CAP有資格者に伝えたいこと

 消費生活アドバイザー資格を目指して、消費者問題に理解を深め、多くの課題に必要な知識を得ることで、お客様との対応のみならず、日々の生活にあらゆる興味が持て視野が広がった気がします。
 さらなる高齢化社会に向けてどうすればよいか日々意識が変わり、地域社会での活用にもなりますので是非チャレンジしていただきたいです。

 同僚と共にCAP資格取得に取り組み、多くのメンバーが合格しました。日々の業務で学んだことを共有し、それを応用して業務を行っています。今後については、昨年11月から消費者対応部門が社長直轄の部署となり、会社としてもお客様志向へ促進しています。お客様のことをより深く理解し、商品・サービスの改善にも役立てていくとともに、さらに「お客様の声」を生かすために、消費生活アドバイザーを目指す環境づくりにも取り組んでいきたいと考えています。

(取材:2024年3月)



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