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活躍する消費生活アドバイザー

岩本 貴信さん

百貨店の強みを生かし、お客様に適切なアドバイスをしていきたい

岩本 貴信さん (消費生活アドバイザー33期)
株式会社エマルシェ さくら野百貨店仙台店 住生活課 課長

1997年に株式会社ダックシティ(現:株式会社エマルシェ)入社、インテリア売場に配属される。雑貨売場、IT売場等を担当した後、2003年から寝具売場を担当。2014年から現職。
生まれも育ちも仙台、大学時代に博物館学芸員の勉強をしていたこともあり、趣味は博物館巡り。休日には仙台市博物館を訪れ、伊達政宗の鎧兜を眺めている。

さくら野百貨店仙台店は、今年70周年を迎えるそうですね。

岩本 はい、当店の前身の丸光百貨店は、1946(昭和21)年に仙台駅前に創業しました。その後、ビブレという店名を経て、2002(平成14)年にさくら野百貨店になりました。
 仙台には百貨店が3店舗ありますが、当店は、どちらかというと庶民的といいますか、皆さんに親しんでいただけるような商品が多いかなと思っています。

 私の業務は住生活関連用品全般の売場運営で、営業計画作成、販売、仕入と売上の状況を管理する数値管理、販売員のシフトを管理する要員管理を行っています。
 取扱商品は、寝具、タオル、じゅうたん、インテリア用品、それに食器、キッチン用品、エプロン、化粧品(ちふれ化粧品)、カタログギフトと、多岐にわたります。
 お客様のことを知るには、店頭に立って、接客をすることが大切です。またお客様からたくさんのことを学ぶことができるので、店頭にいる時間が一番長いですね。そのため、デスクワークをできるだけ減らして店頭に立つようにしています。
 そうしてお客様の声を聞きながら、限りある売場面積を最大限活かすため、お客様からのご要望の高い商品の仕入をしながら、一方でこれまでご紹介できなかった新しい商品のご提案を併せて行うことで、見ていて楽しい売場になるように心がけています。

東日本大震災の影響は、いかがですか。

岩本 震災から4年たちましたから、売上への影響はもうほとんどないですね。被災から回復する途上で、売上が伸びた時期がありましたが、やっと落ち着いてきた感じです。お見舞いやお返しのほか、ご自宅が津波に遭われた方が生活用品一式を買い揃えるという需要がありました。
 震災時は、建物は2010年に耐震工事を済ませていたので影響は少なかったのですが、商品の物流等の課題から開店が4月初めまで遅れてしまい、お客様に大変ご迷惑をお掛けいたしました。幸い、店舗近くのオフィスビルをお借りすることができたので、そちらで1ヶ月近く仮営業をして、食料品や学生服などの販売を行いました。

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