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活躍する消費生活アドバイザー

瀬戸 九美さん

お客様対応の仕事を続けたくて転職。消費生活アドバイザーの視点で会社に貢献したい

瀬戸 九美さん(消費生活アドバイザー26期)
ピップ株式会社 お客様相談室 係長

食品会社のお客様対応部門に勤務していた2006年に消費生活アドバイザー資格を取得。2014年にピップ株式会社に転職、現在に至る。NACS(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会)西日本支部にて総務委員およびCS研究会副会長。
愛用している自社製品は、疲れにくくするソックスの「スリムウォーク」と、首につける磁気治療器の「マグネループ」。「マグネループは、こっている時は、お風呂に入る時も寝ている時も、ずっとつけていて大丈夫です。でも、こっていない時は、はずしましょう」。

現在のお仕事の内容について、簡単にご説明願います。

瀬戸 お客様相談室で室長補佐およびVOC(Voice of Customer:お客様の声)担当リーダーをしています。
 お客様相談室は、ピップブランド商品についてのお問合せに対応しています。
 当社は、1908(明治41)年に道修町(どしょうまち、大阪市)の薬問屋として創業しました。現在も卸業を展開していまして、ドラッグストアなどで仕事された経験のある方は、ピップというと卸の会社と思っていらっしゃる方が多いかと思います。売上比率も卸のほうが大きいです。
 卸業のほうで扱っているピップ以外の商品につきましては、各メーカー様に消費者対応部門がありますので、ピップお客様相談室が対応窓口になる他社商品はありません。

 私はおもにVOCの日報作成やデータのとりまとめをしているのですが、週明けの月曜日や連休明けなど繁忙な時には電話対応にもあたっています。
 お客様相談室は8人体制で、消費生活アドバイザーは、私のほかにもう一人います。

どのようなご相談が多いですか。また件数は?

瀬戸 お問合せが約70%、購入希望が約15%、ご指摘が約8%、その他が約7%です。購入希望というのは、「どこに行ったら買えますか」といったものが多いですね。
 相談件数は、年間約14,500件で、1日40〜50件くらい。減少傾向ですが、これは、当社に限らない傾向だと聞いています。
 インターネットでの情報入手が容易になっている一方で、電話をコミュニケーション手段とされる方の年代がどんどん上がってきているためではないかと思っています。男性・女性とも、60代以上の方からの相談が増加しています。50代以下や、販売店などからのお問合せは減少傾向にあります。

 商品ではエレキバンに関する問合せが多いです。

ピップエレキバン史上最大磁力の「ピップエレキバン MAX200」

なかには自分の健康相談をされる方も?

瀬戸 そうですね。「こういう薬を飲んでいるのだけれども、エレキバンを使って副作用は起こらないですか」といった問合せをされる方もいらっしゃいます。基本的には、「心配していただくような内容のことはほぼないのですけれども、お医者様にかかっていらっしゃるのでしたら、お医者様の指示に従ってください」とお話しています。

 「エレキバンを使っているが、なかなかコリが治らない」といったご指摘をいただくこともあります。そういう時は「エレキバンは血行を良くする磁気治療器なので、血行ではない理由でこってらっしゃる可能性があります。別の原因がからんでいるかもしれないので、医師の診断を受けていただくか、専門家に相談するなどをしてください」とご案内しています。

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