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活躍する消費生活アドバイザー

IT講師としての活動もされています。

倉井 小・中学校や企業向けにタブレットで使用するアプリの指導研修をしています。たとえば学校で生徒さんが使うアプリをまず先生にご理解いただくための研修です。
 IT教育に熱心な先生がいらっしゃる一方で、コロナ以前はタブレット使用にあまり積極的でない方や「どうして紙の教科書があるのにタブレットが必要なのか?」とおっしゃる先生もいらっしゃいました。そのためまず、「使うとこんなに便利ですよ」とお伝えするところから始めていました。コロナ禍で対面授業が難しくなり、状況がすごく変わったと思います。

 基本的にはアプリの使い方の研修ですが、よりご理解いただくためにタブレットの使い方の説明が必要になることもあります。そのためにApple Teacherの資格も取りました。

教師対象のIT講座で心がけていることは?

倉井 「タブレットを使った授業もいいな」と思うきっかけを見つけてもらえることが大切だと思っています。機能と使用手順をただ伝えればよいわけではなくて、先生ご自身が「使ってみたい」と思ってくださらないと、積極的に教材として使っていただけません。全部の機能を詰め込んでご説明するというより、授業のプロである先生方が「この機能を使ったらもっとわかりやすい授業を展開できそう」と発想を広げていただけるよう心がけています。

時代の変化とともにお仕事が広がっているようですね。

倉井 一般企業の研修業務をお手伝いする仕事もしています。オンライン研修は自宅で受講できるメリットがありますが、一方でそれぞれの受講生が孤立してしまいがちです。
 そこでチューター的な役割として受講生にお声がけをしてフォローしています。リモート会議が普及してきた、今ならではの仕事ですけれど、運営側と受講生の間の橋渡しをするという意味で、消費生活アドバイザーの役割を活かせる仕事と感じています。

ライターという仕事はオン・オフの切り替えが大事かと。工夫されていることはありますか。

倉井 家庭と仕事の両立の面からも、日程が厳しくて夜中まで作業が必要になるような仕事は極力受けず、また週末には仕事を入れないようにしています。フリーランスだとついつい際限なく仕事をしてしまい、家族に迷惑がかかるので。
 それと、性格的に「あれもこれもしなくっちゃ」といっぱいになってしまうタイプなので自分がやりたいことをリストアップしてタイムマネジメントをするようにしています。仕事だけではなくて「○○の映画を観たい」とか、「台所のガスレンジを掃除する」といった家事もリストに入れています。生活者として、オフの部分も大切ですよね。

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