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活躍する消費生活アドバイザー

それでは、消費生活アドバイザー資格について。取得されたきっかけは?

曽我 品質管理部に配属され日々の業務を行うなかで、法令・社会規範などを体系的に学習し、知識習得したいと考えたことです。2014年に受験しました。

勉強でご苦労された点、ためになったことがありましたら。

曽我 試験範囲が、消費者問題、広告表示、地球環境・エネルギー、行政、法律、経済、生活基礎知識(医療・社会保険・衣生活・食生活・住生活・品質安全性)など、とにかく広くて、これまで触れてこなかったジャンルの学習に苦労しました。
 勉強するなかで、当初の目的であった、消費者問題の歴史から、問題への対応や法令の背景まで、体系的に学べたことが一番の収穫でした。

消費生活アドバイザー資格取得後、お仕事に対する意識や行動で変わったことなどがありましたら。

曽我 40代後半で資格取得したことで、社会人になってから学び、知識習得することの大切さを実感しました。また、(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)などの資格取得者の集まりは、人脈形成にたいへん有意義だと思います。
 消費生活アドバイザー資格の取得後、HACCP普及指導員や繊維製品品質管理士(TES)なども資格取得し、さらにサステナビリティ・CSR・CSV・SDGsなどを学ぶために、当時、消費者委員会委員をされていた故樋口一清先生による法政大学大学院の講義などを受講しました。この受講がきっかけとなり、日本消費者政策学会の活動にも参加するようになりました。

 現在は50代後半ですが、学び続けることで、リスキリングとなり、新たな思考・知識、そして人脈につながることを仕事でもプライベートでも実感しています。

現在、流通業をめぐる環境が激変しています。対応するカギについてどのようにお考えでしょうか。

曽我 百貨店はこれまでは流通業界に属してきましたが、これからは商品・サービス・販売方法・場所など、すべてにおいて既成の概念は通用しないと考えられます。
 激変する環境を、チャンス(機会)ととらえ、チェンジ(変革)し、チャレンジ(挑戦)し続けることが、対応するカギと考えています。

(取材:2022年12月26日)
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