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資格活用への取組み

■新事業の注力分野

 デンソーが社会課題解決として重点的に取り組んでいる新事業の一つに農業支援とコールドチェーンを組み合わせたAgTech(アグテック:Agriculture Technology)推進がある。

 世界の人口増加と環境変化などが引き起こす食糧需給の不均衡は、地球規模の大きな課題となっている。日本においても、食糧自給率の低下や農業就業者の減少が進むなか、農産物の安定供給が揺らぎ、社会課題の一つとなっている。
 そこでデンソーでは、自動車で培った空調制御技術を栽培ハウス内の環境制御に応用して光合成を促進させ、収穫量の増大に取り組んでいる。
 そこには、鮮度を保つ技術、ロボット利用を含む生産技術とIoT(Internet of Things)による物流等を統合したシステムにより農場から食卓までのフード・バリュー・チェーンへの変革も含まれている。

総合ハウス環境制御システム「Profarm Monitor」

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 新事業はこうした農業支援から、以下のような安心・安全に暮らせるコミュニティを支える機器等に及び、その範囲は広い。

●マイクログリッド…住まいの省エネ・蓄エネ機器の提供を通じて低炭素社会の実現に貢献
〜HEMS(Home Energy Management System)、エコキュート、EV(Electric Vehicle)充電器
●セキュリティ…防犯機器のようなインフラ側から暮らしの安心・安全の実現に貢献
〜侵入検知システム「ZONE-D」
●情報ソリューション…防災情報や福祉情報などを自治体から住民の方々へ発信し、コミュニティづくりをサポート
〜地域情報配信システム「ライフビジョン」

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