TOP > 消費生活アドバイザー > 資格活用事例 > 資格活用への取組み > 日本製粉(株) インタビュー記事4

資格活用への取組み

■消費生活アドバイザー資格取得について

 お客様センター7名のうち、4人が消費生活アドバイザーである。

 消費生活アドバイザー資格の取得を呼びかけたのは、鈴木センター長だった。
 「(公社)消費者関連専門家会議(ACAP)で知り合った方たちの名刺に、この資格が書いてあったんです。話を聞くと、『結構難しいよ』と言われましたが、他社が取得されているので、当社もチャレンジしてみようと思いました」。

 最初に消費生活アドバイザー試験の勉強を提案したとき、スタッフの反応は渋かった。が、センター長から「自分も受験するから」と言われれば、進むしかない。

 「センター長が、試験の半年ぐらい前に、朝練、夜練のスケジュールを作ってくれました。朝、就業前にみんなで集まって、過去問題をやって答え合わせをしたりしました。みんなと勉強したので、プレッシャーも大きかったんですけれど、続けられたのかなと思います」。(穂坂マネジャー)

 鈴木センター長が、「ぜひ、お客様センターのスタッフに消費生活アドバイザー試験を受けさせたい」と思った理由は、おもに三つある。

 一つは、業務に非常に役に立つ内容だったこと。
 二つ目は、本人の自信につながること。実際、取得することで、対応の仕方に自信が出てきたのが見えるという。
 また三つ目は、社内にアピールできること。資格取得には、それなりの勉強が必要であり、「お客様センターって、すごいことをやっているんだ」と、他部署から思われるようになることも狙いの一つだった。

 合格者輩出後、いかに大変だったかを人事部にもアピールし、社内報奨金をアップしてもらったそうである。
(取材:2013年11月20日)

 < 終 >


鈴木源一さん

鈴木源一さん
広報部お客様センター長
(消費生活アドバイザー32期)

「消費生活アドバイザー資格試験では、『生活知識』が難しかったです。洗濯についての知識が深まり、どうして分別してから洗うのかが、初めてわかりました」。

穂坂優子さん

穂坂優子さん
広報部お客様センター マネジャー
(消費生活アドバイザー30期)

「資格取得前は、新聞の経済面は飛ばすことが多かったんですけれど、試験勉強のために目を通すようになって、しっかり読むようになりました。自信がついた感じです」。

▲TOP