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合格者の声

2020年度(第41回)消費生活アドバイザー試験合格者の声

澤田 枝里(えり)さん

テキスト読破2周目から点だった知識がつながり、線になっていきました

澤田 枝里(えり)さん

敷島製パン株式会社

 私はお客さま相談室に所属し、普段はお客さま対応のサポート業務や、お客さまの声を社内に届けるための分析活動などを行っています。
 消費生活アドバイザー試験を受験したきっかけは、ACAP(公益社団法人消費者関連専門家会議)の研修に参加したことです。当時は配属されて日が浅く、それまでお客さま対応についての専門的な研修を受けたり、実践的に学んだりする機会がなかったことから、とても良い刺激を受けました。お客さま対応について総合的な知識をもつ講師の先生方が資格者と知り、「より自信をもって業務に取り組んでいくための良いきっかけになるのでは?」と考え、受験を決めました。

 テキストを目にして、膨大なページ数に呆然としましたが、全体像を把握するため、まずは1周読んでみることに…。しかし、この1周目が一番苦労しました。テキストは内容が濃く、ページをめくるごとにわからないことが出てきて、調べながら読んでいくと、なかなか進まないのです。
 2周目からは、知識の点と点が少しずつ線としてつながって、読み進めるのが楽になりました。時系列や影響関係を整理する余裕が出てきます。
 このような調子で3周目、4周目と読み返しながら、過去問の出題箇所をマーキングしたり、各省庁の資料のデータを書き込んだりして、オリジナルの「マイテキスト」を作りながら知識を頭に入れました。

 第2次試験対策は、小論文を書くこと自体が久しぶりだったので、全体の構成や文字数の感覚を掴むことから始めました。
 「まずは書きやすいものから」と、食、環境問題、SDGs、DXなど、自分の会社に関連するテーマで関心の高いものから書きはじめて、推敲を重ね練習しました。
 また日々のニュースをチェックしながら、「何が問題になっているのか。自分ならどう考えるか」などをイメージするようにしましました。2020年はコロナウイルスの流行など、社会が大きな変化のなかにあって大変な1年でしたが、消費者問題、経済、医療制度や福祉、働き方・暮らし方などを見つめなおす機会も多くありました。

 合格通知を手にした時は、嬉しさと同時に「これがスタートなのだ」と身が引き締まる思いがしました。
 幅広い分野の知識を得ることができましたが、より理解を深め、最新の情報を取り入れるなど、業務に活かしていくためのブラッシュアップが必要になると思います。
 この資格取得を通して得た、企業と消費者双方の視点を活かしながら、お客さまの期待に応え、より愛される商品・サービスをお届けできるよう業務に尽力していきたいと思います。

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