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合格者の声

2021年度(第42回)消費生活アドバイザー試験合格者の声

辻田 毅(たけし)さん

空き時間に知識をどんどんインプット。後日、知識をつなぎ、補強し、体系的に整理していきました

辻田 毅(たけし)さん

アフラック生命保険 株式会社

 私は、現在、生命保険会社のアフラックにおいて、お客様本位の業務運営について思考し、その実践を全社に働きかける部署に所属しています。
 当社にお寄せいただく「お客様の声」一つひとつを貴重な経営資源と位置づけ、「声」を起点としたさまざまな改善サイクル循環に努めるなか、日々、私たち事業者が消費者目線・感覚を養い、知識を備え、そしてこれらをしっかり活用してお客様と丁寧にコミュニケートすることの大切さを痛感しています。
 こうした思いから、このたび消費生活アドバイザー資格へのチャレンジを決意するに至りました。

 平日は仕事と家事、週末は地域活動と趣味に勤しみ、まとまった勉強時間を確保しにくかった私は、効率と効果を最大限追求すべく、以下の3つを大方針に据えました。

  • @すき間時間を活用して短い時間で数多くインプットを重ねる
  • A知識は理解が粗くてもドンドン入れ、徐々に体系的に頭に焼き付ける
  • Bあくまでも実戦に資する学習に努める

 有資格の先達方に相談したところ、「公式テキスト」「過去問題集」「NACS(公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会)による対策講座」を勧められ、この3つを用意して、2021年7月に学習を開始しました。
 すき間時間の活用にはNACS講座が重宝しました。それまでちょっと時間があくと、スマホでニュース検索していたのですが、その時間をNACSサイトにログインしてのweb講義に充てました。手づくり感あふれる講義資料は親しみやすく、学習スイッチのon-off切替えが容易にできて嬉しかったです。
 学習内容の定着・高度化には、公式テキストと過去問題集が大活躍しました。毎週、2時間を捻出し、日々ポンポン放り込まれた細切れの知識を棚卸しつつ補強しつつ線でつなぎつつ、体系的に整理しました。これは、公式テキストと過去問題集にガッツリ取り組む時間となりました。
 また、ルーティンである新聞の読み方を少し変えて、社会的に関心が寄せられるテーマに時間を多く割くことで、時宜を得たテーマ(私の場合は、気候変動・エネルギー問題やCOP26など)について自身の見解をまとめる習慣づけに努めるなど、日常生活と密接した取組みも心がけました。

 合格の報に接し、今、あらためて思うのは、今後も学習しつづけることで頭の中を常に最新化すること(インプット)と、この内容を踏まえた何らかの言動を起こすこと(アウトプット)の循環が重要だということです。今回学ぶ機会を得た内容は、誰にとっても――事業者は消費者の視点に立った事業展開を追求するために、消費者は自らが憂いなく豊かな生活を送るために――有意義であり、多くの方がこの知見を有することは、広く社会にとって大変有益なことと確信しています。
 自ら学びを深め、仲間を増やしていくための働きかけに努めてまいります。

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