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合格者の声

2024年度(第45回)消費生活アドバイザー試験合格者の声

日下部 徹さん

役職定年を迎え挑戦。時間計測して自筆での模擬作文を繰り返し論文試験を突破しました

日下部 徹さん

任天堂株式会社

 私は、お子様から高齢者の方まで幅広い年齢層が対象のお客様対応業務に約20年間携わっています。消費生活を取り巻く環境がICTやDXの進化により著しく変化する中、知識や経験を培い蓄積しようと努めてきました。
 先般、60歳の役職定年を迎え、異なるスタンスで仕事に取り組むことになりました。そこで一念発起、公の資格である消費生活アドバイザーに挑戦しようと思い立ちました。資格取得により、長年の知識と経験の裏付けを得られるのではないか、自身の発信に更なる説得力を持たせられるのではないかと考えたのです。

◆勉強方法
 新年度の公式テキスト発売を機に、テキストすべてに目を通そうと考え、読み進めていきました。効率が悪い方法とは思いましたが、自身の知識分野の濃淡を明確にしたかったのです。
 読了すると案の定、「マクロ・ミクロ経済学」の知識が相対的に薄く、「衣食住」に関しては化学繊維・食品成分・建築材料の種類と特性等の専門的知識が弱点であることが分かりました。これらを念頭において過去問にあたり、誤答の分析と復習を地道に繰り返しました。
 幸運にも第1次試験に合格できた後は、今回の受験で最大の課題である小論文に取り組むことになりました。そもそも文書はPCでの作成のみ、自筆が皆無なので、漢字の筆記にさえ不安を覚えていたのです。そのうえ、第2次試験までの期間が短く、より効率的に学習するために通信講座を受講することにしました。
 講習を参考に、効率よく文章構成をし、すばやく書きあげられるよう、実際に時間計測した自筆での模擬作文を繰り返しました。万全な準備とは思いませんが、このような地道な対策で第2次試験にも無事合格することができました。

◆合格通知を手にして
 我ながら、「1回のチャレンジで、よく合格できた!」と自分を褒めたい気持ちです(笑)。また、60歳過ぎての受験成功を妻がとても喜んでくれたことも嬉しく思っています。
 今回の受験で、退いた役職の代わりのように資格を取得することができました。長年の自身のお客様対応の知識と経験をしっかりと裏付けてくれたようで感慨深いです。資格取得し自信を持って、改めて発信し還元することで、会社の消費者志向経営に貢献できれば心よりうれしく思います。
 また有資格者として会社に寄与し、「消費生活アドバイザー」の資格としての有用性も広めていきたいと考えています。

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